あるがままに。

二重生活

10年ありがとう

ユニバの電飾だらけのツリーを観に

連れて行ってもらった。

またまた、特等席で

ふたりで防災のアルミシートに包まっていた。

すっごい重たいリュックに用意してくれた

たくさんの飲み物やチューハイ

私が楽になるような椅子や柔らかいマット

水筒に入った、あったかいウイスキー

カイロをたくさん貼って、天使のショーを

感動しながら観れた。

わたしの左手を繋いでいてくれた。

構成は同じようなストーリーだったけれど

去年の初デートで強風のため

現れなかった天使たちも

音楽に合わせながら空を舞っていた。

この前降誕劇で一緒に歌った賛美歌のようなものも

流れていた。最近同じ時間を過ごしてくれている。

地面が見えないくらいのたくさんのひと。

その中の私達ふたり。

くっついてたら、あったかいんだ。

わたしと違う考えを持つあなたはすばらしいし

面白いし、不思議だ。

二つも落し物をして、泣いて、泣いて。

不注意の多い自分が大嫌いだった。

不慣れなテーピングを巻いた左足なんて

いたさを感じないくらい

走れた。

消えたいとまた、思ってしまって

ごめんなさい。

わたしはあなたの隣で手を繋げて

笑えて幸せだった。

あなたに嫌な思いをさせたくない。

また、ここにきたいな、って思ってもらいたい。

永遠はないとわかっている。短い時間でも隣で笑っていたいんだ。落し物ばかりする私を許してくれるあなたが大好きで、手を離さないでいてくれた。

ハリドリバックドロップを3回も乗って、ユニモンをいつもの席で2回も観て、びしょ濡れになったジュラパも、ウォーターワールドの変化も、誕生日シールをあなたに貼り付けて、天使のショーも、恐竜のオモチャを選ぶ瞬間も、受付終了後のフライングダイナソーも、あったかい分厚い手も、素敵な笑顔も、変顔も、便秘なところも大好きだ。

ネガティブな私を一掃するかのように、スネイプ先生の大事な魔法の杖が見つかっただけいいじゃないかって。五稜郭の手ぬぐいは見つかってないけど。。

ごめんね。逃げたくない。もう。

手を繋いでいたいんだ。

 

当たり前も永遠もないけれど、

一緒がいいんだ。