あるがままに。

二重生活

なにもなくて

生きている意味など到底なくて

腕に痛みを刻んでも仕方なくて

自分の居場所すら、見つけられない

歌を聞いても、流れているだけ

体を重ねても

空虚なだけ

満たされない、眠れない日が続く

人は、こんな状況に陥ると何をするのだろう

何に没頭して、何をすべきなのだろう

原因など見当たらないのだから

結果すら見いだせない

毎日、痛みを抱えながら陽が暮れていく

紙にした地球は四角なのに実は

地球は丸い、赤道全周40000キロメートル。

わたしの見ている世界は間違っているのか

少なくとも生きている、

息をしていることだけが

その意味だ

迷い道、歩けない、皮がめくれて、もう

暗い、暗い、暗い、

あきらめ、たくないんだ、まだ

歩かなきゃ、いけないんだ