あるがままに。

二重生活

生きた血を

わたしは生きた獲物を捕らえるが如く
男を沼の底から誘い出す
エサはわたし自身だ
沼のドロで汚れた手と唇で
わたしはまた汚される
次々に、這い出してくる獲物たち
わたしは拒むことなく汚されることを
自分自身を痛めつけるように
受け入れる
また、今日もその繰り返しだ

早く明日になればいいのに
そもそもわたしに
明日など来るのだろうか
わたしなんかに生きた血を
分けてくれるのか