2017-02-25 生きた血を わたしは生きた獲物を捕らえるが如く 男を沼の底から誘い出す エサはわたし自身だ 沼のドロで汚れた手と唇で わたしはまた汚される 次々に、這い出してくる獲物たち わたしは拒むことなく汚されることを 自分自身を痛めつけるように 受け入れる また、今日もその繰り返しだ早く明日になればいいのに そもそもわたしに 明日など来るのだろうか わたしなんかに生きた血を 分けてくれるのか