あるがままに。

二重生活

そんなに文字書きたいんやったら

本でも書け

と、言われた。

なんとかしたいのは伝わってきたが

そんな力があるのか、

そういう物書きのような人は、

大抵の苦労を自身の力で乗り越え、一般常識的にまずはベターな生き方をしその考えが根底にあり、頭の良いわずか一握りの人だと考えている。

自分のように凝り固まり歪んだ思考、行動が伴わない所謂、社会適応の出来ていない人間は、長期入院の精神患者としか私は考えられない。すでに廃人なのか?認めたくないことばかりが頭をよぎる。

自己啓発本は読む気がしないし、そして、現在に至っては、自分の意思で書いた文字や興味が湧かない活字に関して読むことさえできなくなった。

しかし、私は健全になりたいと日々願い、社会とわずかでも隔絶されないように生きたいと願い、間違いながら、行動をしている。もう、首から「まいごです」と大きな札を下げているというのに、まだ、必死に足掻いて、一般人になりすまそうとして、いる。こんな私に、もっと自分以外を守る力があれば、と願いながら。

本でも書け、と笑いながら話す人は、私にこれ以上文字を書くなと逆説的に言っているのだろう。